ARBとACEIとの比較
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AII受容体拮抗薬とACE阻害薬の比較論 藤見幹太 浦田秀則 日本臨床 59:999−1003、2001 血漿レニン活性が高くない高血圧症でもRAの阻害薬が降圧に有効である理由として 血管壁のRA系を介した作用が考えられる。 RA系の阻害薬は次の患者の予後を改善させる 高血圧患者のみだけでなく 臓器障害を伴った心筋梗塞、心不全、腎障害 高血圧の臨床試験ではほとんどどの薬剤を用いても予後の改善が報告されている。 予後の判定方法 心筋梗塞患者の臨床試験では、臨床的有用性がはっきりしているのはCEIである。 5−10年でみるのがよい 心不全患者の臨床試験ではベータブロッカー、CEIおよびAIIAである 試験結果の問題点 CEIは高血圧 心筋梗塞 心不全 腎障害などの予後を改善し、臨床的にも 重要な心血管疾患治療薬としての地位を確保した。 確保した根拠は何か AIIAは十分な臨床データがない AIIA と CEI の相違点 1 CEIはブラジキニンの代謝を抑制し、その作用を増強する CEIのブラジキニンの作用については利点と欠点の両方をもたらす ブラジキニンの代謝抑制に伴い一酸化窒素を介した血管拡張作用や増殖抑制作用をもたらす 空咳を起こす 2 AII受容体には主に2つのサブクラスがあるが、現存のAIIAはAT1受容体拮抗薬である。 AT1受容体が選択的に阻害されるため、増加すると考えられるAIIが AT2受容体を過剰刺激する可能性がある AT2受容体の作用は、血管拡張、Na利尿促進、細胞増殖抑制、再生などに関与する 3 AT1受容体拮抗薬投与により増加したAIIが、受容体と結合している受容体拮抗薬と拮抗する可能性がある。 4 ACEを介さないAII 産生経路(キマーゼなど)はCEIでは抑制できない ヒトの心血管病変の組織AII産生能を分析すると、ACE以上にACE非依存性AII産生能、特に キマーゼ活性が増加していることが明らかになった。 AIIAのほうが臓器障害進展抑制により有効である可能性がある。 RESOLVD 心不全の患者の併用効果が有効 5 副作用とコンプライアンスの問題 |