お肌の曲がり角は25歳!福岡の美容皮膚科スタッフが紐解きます!
遅れましたが、皆さま良い新年を迎えられたことと思います。
昨年は、まみ姉の美女プレスを見てくださって
ありがとうございました。
本年もどうぞ、まみ姉をよろしくお願いいたします。
年末年始のいろんなエピソードは
次回ゆっくり書き込みますね~!
今年最初のお題は!!
見た目じゃなくって、画像診断と医学解剖的に
顔の皮膚と骨の加齢に伴う変化についてのお話です。
画像で科学的に加齢変化を確認する時代
今までは見た目で、シワやたるみなどを評価していました。
それが、皮膚の内部の組織での加齢変化が、
画像で科学的に確認できるようになってきています。
CTやMRIなどの画像診断装置を使い、
エイジングによる容貌の変化を研究している、
ドクターがいらっしゃいます。
実際に、多くの患者さまの首から上の
腫瘍や炎症をCTやMRIで診断して気付いたそうです!
実年齢と、実際の老化の程度が
必ずしも一致していないと・・・
解剖学的にいうと顔の皮膚の内側には、
筋肉、筋膜、靭帯、脂肪、骨など
多くの構造物があり、見た目の変化には
それぞれが関わりあっているそうです。
額・眉間・目尻のシワ、こめかみが凹む、
上まぶた・目の下・頬のたるみ、
マリオネットライン・口角が下がるなどの
原因として表面の皮膚だけに注目しがちですが、
CTやMRIの画像に映し出される
皮下の構造物の変化をとらえることで
たるみの原因がわかってきたそうです。
お肌の曲がり角は25歳は真実!
ヒトのからだは、地球の重力の影響を受けているので
顔の輪郭もボディラインも自然と
少しづつ下がってきます。
それと、頬の表情筋やそれを支える靭帯、
皮膚に近い所にあるSMAS(筋膜)などが、
年齢とともに薄くなることが画像診断でわかります。
もちろんですが手足や体幹部の筋肉と同じように
顔の筋肉なども萎縮するということです。
まず、20代の人のSMASは
MRI画像で厚みがありしっかりしているそうです。
これが60代になると表情筋、咬筋(噛む筋肉)、
SMASが薄くなり頬からあごへのVラインが
台形状になりたるんできます。
あと目の下のたるみが老けて見える
加齢変化の代表です。
若い時にあった涙袋とは違います。
これは目の周りの筋肉が薄くなったため、
支えきれない脂肪が前に突き出した状態だそうです。
このドクターが幅広い年齢層の人の顔面の変化を
画像で比較して統計をとったところ、
24~25歳を境に顔にたるみ減少が
始まることがわかったそうです。
「お肌の曲がり角は25歳」
というフレーズは画像診断と、解剖学的に
本当だった!!ってことなんですね。
皮膚の土台は顔面骨!
皮膚のたるみとは別に、顔の形そのものが
年齢とともに変わってきたと思う人も多いはず。
たとえば、身近な母親や祖母が昔に比べると、
背が低くなったと感じた事はないでしょうか?
これは骨が加齢により萎縮したと思われます。
背が縮むように顔の骨も小さくなってしまうんです。
顔面骨が萎縮すると骨の出っ張り部分は低くなり
開口部が大きくなります。
額や頬の皮膚は余ってたるんでシワも目立ってきます。
フェイスラインも台形状になってきて
こめかみや頬の下はこけてきます。
目の下は陥没状態に!
顔面骨がプチ骨粗しょう症化
していってるのです。
顔面骨の萎縮は女性ホルモン
顔面骨の老化は、女性ホルモンの値と
関係が深いとされています。
更年期に対策を取らずに閉経し
その後も自然に任せていると
骨萎縮に伴い上記の様な加齢変化が
高まる可能性があるそうです。
もし相談するなら、婦人科ではなく専門医へ。
積極的な対策を考えるなら
「日本女性医学学会」のホームページを
見て最寄りの専門医をお探しください。
顔の筋トレは効果的
手足や体幹を鍛えるのと同じように、
顔の筋肉が落ちて下がってくるのを
食い止めるために、表情筋を鍛える
お顔の筋トレも重要です!
大頬骨筋を鍛えるトレーニングを続けると
頬のラインの引き上げに効果があるそうです。
まとめ
近い将来、美容の診察には
MRIやCTで皮膚内部画像診断が、
当たり前の時代になってくるかもですね!
皮膚の加齢変化を少しでも食い止めるために、
バランスの良い食事も必要ですし、
紫外線による光老化の対策も
しっかりおこないましょう。