香水の正しい使い方、あなたは知ってる?本当はこうする!
電車の中など狭い空間で強い香水が気になる場合があります。つい知らず知らずのうちに付け過ぎてしまい、周りに迷惑をかけている可能性もあるので、普段から香水を使用している人は、ほのかに香る正しい使い方を知る必要があります。
使用するタイミングとしては、香水は付けてから3つの段階に香りが変化していくので、出かける時間に合わせて使用します。付けてから1番初めに香るのがトップノートで、やや強く香りますが10分ほどで次の段階へ移ります。2番目がミドルノートで、30分から1時間ほど後に香るメインとなるものです。最後に香るのがラストノートで、バニラ系などの残りやすい香りが楽しめます。ちょうどよく香るタイミングは付けてからおよそ30分ほどといわれているので、出かける30分前に使用するのが最も良いタイミングです。3段階の香りの時間を把握することができたら、その中の最も好きな香りの時間に合わせて出かける前に使用することで、香りをより楽しむことも可能になります。
また香りは使用する部位によっても大きく異なります。プライベートや仕事によって香りの強さを調整することが可能です。しっかりとした香りにする方法としては、体温の高い場所や動脈の部分に付けると効果的です。これは香水に含まれるアルコールを揮発させることで香りやすくするからです。部位としては耳裏や手首の内側などです。逆に香りを柔らかくまといたい場合や長時間香るようにしたい場合には、ひざ裏や足首など体温の低い部位に付けます。
香りは下から上に上がっていくので、下半身に使用することで継続時間が長くなります。頭に使用することも可能ですが、髪が傷んでいる場合にはより悪化させてしまう危険もあるので注意が必要です。衣服に使用したい場合には、通常のものを使用すると生地を傷める危険もあるので、衣服用のものを使用するようにします。香水には4種類があり、それぞれ香りの濃度や持続時間が異なります。濃度が最も高いのがパルファンで、半日ほど香りが持続します。
次いでオーデパルファンが5時間ほど、オードトワレが3時間ほど、最も濃度が薄いオーデコロンは2時間ほどで、軽い付け心地が特徴です。それぞれ使用感が大きく異なるので、1プッシュのみを付けて香りの強さを把握し、量を調整するようにしていきます。また汗と混ざると香りが薄くなったり変化してしまうので、汗をかいた場合には皮膚を綺麗に拭いてから使用するようにします。付ける際に多すぎてしまった場合には、アルコールやエタノールをコットンにしみこませて付けた部位を軽く抑えるようにして拭き取ります。